三溪園 [日帰り旅行]
横浜駅東口バスターミナルから「ぶらり三溪園BUS」に乗り、三溪園へ行った。(2020年12月6日)
ぶらり三渓園BUSとは横浜市交通局が運営する、横浜駅から国指定名勝の日本庭園「三溪園」を約35分間で結ぶバス。「中華街入口」にも停車する。
三渓園とは、明治時代末から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓(本名富太郎)が、東京湾に面した”三之谷”と呼ばれる谷あいの地に造り上げた、広さ約175,000平方メートル(53,000坪)の日本庭園である。(三渓園パンフレットより) 正門から園内に入ると大池がある。池の向こう側には、三溪園のシンボル的な三重の塔が小さく見える。
池の周りに沿って歩いていく。右手に見える蓮池にカワセミがいたようで、たくさんのアマチュアカメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。
そのまま歩き続けて左手に茶屋を見ながら進むと、やがて右手に海岸門が見えてくる。ここには、まるまると太った白猫が三匹いた。写真を撮られることに慣れている感じだ。
海岸門の屋根には、鬼と桃が。
中は入ると蓮華院、さらに進むと旧天瑞寺寿塔覆堂がある。紅葉に映える建物だ。
春草廬を通り海岸門をでて、向かい側の丘を登る。ここには松風閣が建っていた。松風閣にはアジア初のノーベル賞受賞者であるインドのタゴールが逗留したことがあるそうだ。いまは、しかし、ただのコンクリートの展望台になっている。ここから東海道五十三次にも描かれた本牧の風景が見渡せるのだが、残念ながら石油化学コンビナートが海岸を塞いで台無しにしている。展望台に背を向けて少し歩くと三重の塔だ。
日が陰ると寒くなる。そろそろ帰ろう。
3時ちょうど発の「ぶらり三溪園BUS」に乗り帰途についた。